溶接の資格

■溶接について

溶接というと、私の場合は町の自動車工場でおじさんが仮面つけてバチバチと火花を散らして作業をしていた...というのが思い浮かぶのですが、自宅でもやろうと思えば(資材などをそろえれば)溶接はできます。

ただ、こういった作業は何も考えずに行っても上手くできるものではありません。
方法もわからない上練習も必要ですし(ハンダ付けとは全然難しさの次元が違う、という声もあります)、使う機材や材質なども上手く選ばなければ、どんなにいい素材を使って作業を行ってもすぐにつないだ箇所が壊れてしまうのだそうですし、発電所などの施設で仕事をする場合は「電気事業法」にのっとって作業を行わなければいけないという決まりもあります(電気事業法と溶接についてのかかわりは、日本溶接協会のホームページでも軽く紹介されています)。

そのため、実務この技術を使用する方は必ず資格を取得する必要があると考えられます。従事する仕事によって使用する素材や方法は異なるので、職場にあった資格をうまく選ぶこともとても大切になります。


■溶接の資格について

溶接の資格は英検のように一回取得すればそれでOKというわけではありません。1年ごとに「サーベイランス(surveillance=調査監視の意)」があり、資格に即した業務を行っているかを日本溶接協会に証明する必要があります。

そして資格を取得してから2年4ヶ月ほど経つと「適格性証明試験」を受ける必要があり、連絡があってから半年以内のいずれかの日程の間に判定試験に合格することで資格の有効期間が延びます(試験は各都道府県で月に1回程度の日程で実施しています)。
ですので、これに関しては何でもかんでもたくさんの種類を取ってしまおう...というわけにはいきません。

また、この資格試験の場合「最初だけ」学科試験を受ける必要がありますので(適格性証明試験の時には学科はありません)、最初だけはしっかりと資格のための勉強をする必要があります。


■JISとWES

溶接の資格試験では「JIS」と「WES」という二種類の言葉が出てきますよね。この二つの言葉は規格を表すもので、それぞれの正式名称は「日本工業規格(Japanese Industrial Standard))」「日本溶接協会規格(Welding Engineering Standard)」といいます。
資格試験の学科試験や研修テキスト等はJIS規格にのっとった内容で作られていますが、実技試験のみはWESにのっとって合格判定が行われるものもあります。

このWESについては社団法人日本溶接協会(JWES)のホームページでも確認することができます。一般の方でもこの規格についてのファイルを閲覧することはできますが、会員でない限りは印刷やダウンロードはできないそうなので注意が必要です。

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