主任技術者の資格

■主任技術者とは何か

主任技術者、と聞くと電気やガスの主任者資格を思い浮かべる方が多いかと思いますが、もともとは「建設業」の資格のことなんです(だからガスのものは別物、として受け取る方も多いようですね)。

この主任技術者はどのようなときに必要な資格なのかというと、3000万円以下の元請け・下請けの「建築業許可」を取得した建築作業現場には必ず作業終了まで配置しなければいけないとされています(請負金額500万未満で建築業許可をもらっていない建築作業の場合は主任技術者は不要)。

3000万円以上の建設作業を行う場合は、主任技術者のさらに上を行く「"監理"技術者」を配置する必要があるので、注意が必要です。


■主任技術者になる方法

主任技術者になるには「国家資格を取得する(指定の1級・2級のもの)」「所定の実務経験を踏む」などの条件のいずれかを満たす必要があります。

ここでいう国家資格は「建築士(1級、2級)」「施工管理技士」「土木施工管理技士」など、やはり建設現場に即した建築・土木系のものが一般的ですが、電気やガスを使う作業現場の場合はそれに合わせた国家資格を取得しておくことも大切です。また、2級国家資格者の場合は資格取得にプラスして実務経験を積む必要があることもあります。

また、実務経験の年数は最終学歴によっても大きく異なります。例を挙げると

・建設関係の所定学科のある大学を卒業→3年
・建設関係の所定学科のある高校を卒業→5年
・そういった経験(知識の下積み)無し→10年

というような、大きな開きが出てくるのだそうです。家の建設業を継ぐ!と考えている方は、条件を早くパスできるように進学はそれに合った学科のある高校を選んだりするといいのかもしれませんね。


■電気工事主任技術者について

主任技術者、と聞いて「電気工事主任技術者」資格を想像する方も多いでしょう。実際この資格は変電所や発電所などの施設の管理者や、設備の保安監督を行う際にも必須とされるものなので、これをひとつ取得しておくだけでもかなりのステータスになることは間違いありません。

ただし、この資格を取得するのはそう簡単なことではありません。同じ系統の試験である電気工事士の年間取得率(合格率)が全受験者の60%前後であることに対し、電気工事主任技術者は合格率が10%前後と、学科・実技ともにひっくり返るぐらいにその試験の難易度は高いのだそうです(それに見合った仕事が、それだけ難しい事だということの表れなのかもしれません)。

ですが、本格的に電気の技術職を極めたい!と考えている方ならば絶対に挑戦しても損はないと思いますよ。

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