高所作業車の資格

■高所作業車とは

高所作業車とは、信号の設置作業やメンテナンス、それにマンションの高層階へのピアノの搬入など、高い位置での作業に使われる特殊車両です。リフトが取り付けられておりそれに乗って作業をすることから「リフト車」とも呼ばれているようです。

当然ながら高所作業車は「車」なので、これに乗って公道を移動するのには免許が必要になります(これは、作業車の大きさによって普通・中型・大型自動車免許がそれぞれ必要になります)。

それを踏まえたうえで「運転技能講習(もしくは特別講習)」を受けることで高所作業車を運転する資格を得ることができます。これはフォークリフトなど、倉庫などの作業現場で使用する作業車両の資格の取得法とほぼ同様です。


■高所作業車の資格の種類

高所作業車の運転資格を得る講習には「運転技能講習」と「運転特別教育」の二種類があり、いずれも18歳以上から受講をすることが可能です。
どう違うのかというと、

・運転技能講習→すべての高所作業車を運転可能
・運転特別教育→リフトの高さが2m異常?10m未満の高所作業車を運転可能

というように、運転できる作業車の種類の制限がかなり変わってきます。

ちなみに、道路に設置されている信号機の高さは2.5?6mと言われていますので、そのくらいの高さのところで仕事をしようと考えている場合は無理に運転技能講習を受けなくても特別教育での資格でも問題はない、ということですね(運転免許を持っていれば特別教育は最低5時間程度の履修で済むなど、比較的短時間で資格が取得できるんですよ(運転技能講習は免許保有者で大体14時間程度)。

これらの資格は普通の自動車教習所ではとることはできません。コマツ教習所など労働局長が指定した教習所で資格を取得するようにしてくださいね。


■高所作業車と安全

最近高所作業車が転倒する事故が多発して、こういった車に対する安全対策が叫ばれていますが、なぜこんなに高所作業車は転倒事故が多いのでしょうか。

その原因の一つとして考えられるのが作業車の「重量」があります。こういった作業を行う作業車はほとんどのものが5tを超える重量の上、作業人員を支えるためのリフトがあるために非常にバランスがとりにくい状態になっています。

また、学科で作業車の運転に必要な一般的な事項についても学びますが、実際は「車の免許を持っていれば比較的すぐに操作ができる」種類の資格のため、人によっては安全性に対する気構えが希薄になっていることもあるのです。

今後こういった作業車の資格を取る方は、操作だけでなく安全に対しての心構えもしっかり持って学んで欲しいと願うばかりです。

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